事故の捏造 その1
この事故は捏造されている。 …そう気付いた時がある。 明らかにおかしい。 偶然な一定の事故では無い。
工場の鉄骨製のハンガードア(W4×H7m)が飛散していた。 重量は約200kg金属製のハンガードアである。 工場の屋根の大波スレートの飛散は無い。 外壁の小波スレートはその建具があった場所のみ破損している。 なぜ工場入口の建具だけが飛散するのか
工場の敷地内に雨ざらしの重機(パワーショベル)が存在していた。 調べるとその工場は負債を抱え、従業員は全員解雇されていた。 事実上、会社としては社長一人であり、その社長は7名という大家族を抱えている。 会社経営で人件費が一番の経費であるから大企業はリストラして立ち直るが負債を抱えた中小企業はリストラして立ち直る例は少ない。 職種にもよるがリストラしても今後の出費が軽減出来ただけで、借金は減らないのである。 従業員の解雇で生産性が低下して社長一人で鉄骨を加工して製品を 作るのである。 旧式の古い機械はまだ動く。 自分一人でも頑張れば家族を養える。 しかし必要なのは返済をしないといけない目の前の債務である。 苦しい時、銀行は金を貸してくれない。 …まあ、ここは当り前であるが。
以前は違法であるが闇金など必ず貸してくれるところがあり、目の前の借金返済が出来て延命できたが、現在は正攻法しかない。 生命保険は解約返戻金目的で全部解約済み。…いわゆる現金化 そんな中で損害保険の請求は事故の妥当性があれば保険会社は填補してくれるはずと考えたのであろう。 そう、台風接近時に重機で工場を破壊したものと推定された。 なぜなら、台風の軌道はそれ、少々風は吹いたが建物が破壊される深刻なこともなく保険会社にも事故報告は少なかった。 山奥の鉄工所は重機で建物を破壊しても誰も気づかない。 …続く
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